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五香のつぶやき

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八王子は第二の故郷

芸能人等で作った八王子会という、タレントのヒロミが中心となり
地元を八王子とする人たちが集まり地元愛を語り合うグループがあるようです。

そのヒロミが八王子会の名誉会長を北島三郎さん(サブちゃん)
にお願いしようと60周年コンサートのステージへサプライズ出演し
そこで承諾を受けるシーンをテレビで見ておりました。

八王子会とはこれという目的もなくどれだけ八王子が素晴らしいか、
どれだけ楽しい思い出があるか、語り合うだけのもののようで、
八王子市民にとってはこの上なくうれしいものであろう。

八王子出身者には演歌の大御所サブちゃん、フォーク界の大御所ユーミン
ジャーニーズの大御所タッキー 元不良のコメディアン ヒロミが有名である。

名誉会長に推挙されたサブちゃんは18歳まで北海道におり、歌手を目指し上京し
自宅を構えたのは八王子ということで第二の故郷八王子と語っていた。

ボクの母の実家は八王子市元横山町であり、実家は離散し母も亡くなった今では
訪れる機会はほぼないが、子供の頃は盆暮れの2回は泊りで必ず訪れていた。

小学生の頃は八王子という街が好きでこっちに住みたいとさえ思っていた、
今当時の想いを思い出してもヒロミたちが地元自慢も共感する部分がある。

まずは高尾山 東京都なのに自然美がある、また丹波連山をボーっと
眺めるだけで気分が爽快であり松戸の自宅では見えることのない富士山を
見ることで感動もあった。

近くの浅川には良く一人で散歩に行き、手作りの竿で魚を1匹釣ったというか
引っかかった覚えがあり、ここでは山・川で遊べる羨ましさがあった。

国鉄の八王子駅前にはデパートがあり、駅構内は広大でさすが特急も止まる駅だと
羨ましく思っていた。

また気候も今じゃ億劫だが子供時分は松戸に比べ雪が良く降るのも羨ましかった。

子供時分のボクも八王子には故郷を想うような気持ちがあったようです。

母には兄が2人妹と弟が1人ずついて、全員八王子市内に住んでいた。

男たちは昭和初期生まれなのに170㎝以上ある大男で酒を飲むと声がでかく、
母の実家に兄弟が集まると怪獣ランドにいるような気分だった。

そしていとこは女子ばかりで叔父連中と酒を酌み交わす年頃でもないので
あまり居場所がなく、祖母から10円玉を数枚貰って駄菓子屋に行ったり
ひとりで近所を散策していた。

グーグルマップで実家を映し出すと幼い頃平屋だった家が、増築を経て
建替えた家が、今では空き家の状態が長く続いて朽ち果てそうな姿で残っている。

表札は長兄の名前が未だに残っているが、どうなっているのだろう。

いとこのものなのか、後妻のものなのか、市内に住む叔母は関知しないと言う。

一番古い記憶では離れに薪で焚く風呂があり、庭にはドラム缶の五右衛門ぶろが
あったなと、ふと頭をよぎるが、果たして正確な記憶なのか? 

ボクにとっての八王子は第二の故郷で、楽しく過ごした記憶だけが残る場所である。

  岡田 純