住宅お手入れダイアリー

DIARY

こまめなお手入れで、住まいを快適に。

一年のお手入れポイントを、月別に住まいのプロからご案内します。

1月(睦月) お部屋の換気はこまめに 暖房器具を使用している室内は、新鮮な空気が不足しがちです。こまめに窓を開けるなどして、換気を心がけましょう。暖房器具のお手入れや換気扇・換気口の点検もお忘れなく。
水道管の凍結対策は早めに 冷え込みが厳しくなる頃、寒入り前に水道管の凍結対策を行っておきましょう。
暖房で汚れがちな天井や壁のお手入れしましょう。  
2月(如月) 凍結対策・雪害対策を再点検 急激な寒波に見舞われる時期です。水道管などの凍結対策や、家周りの雪害対策をもう一度点検しておきましょう。
建具のすきまもチェック すきま風は暖房効率を落とします。窓・ドア・障子・ふすまなどのすきまを見つけたら、早めに補修をしておきましょう。
この時期に水まわりのお手入れを 太平洋側は乾燥しています。浴室のタイルの張替えなど水まわりのお手入れには、この時期が適しています。
3月(弥生) 家の外回りを点検 冬の間に痛んだ個所がないかを天気の良い日に点検し、補修をしましょう。屋根や樋などのチェックも忘れずに。
家の中のホコリもチェック 春一番の吹く季節、壁や窓、床などのホコリはこまめに取るように、お手入れしたいものです。特に窓の桟や部屋の四隅にたまったホコリに注意しましょう。
部屋の模様替えを もうすぐ春。壁紙やカーテンなどを取り替えると、家の中が明るい雰囲気になります。
4月(卯月) 外回りをリフレッシュ 塀や外壁、屋根などのペンキ塗り、家の外まわりのホコリ落としには最適の時期です。日曜日などに家族揃って、楽しみながら家をきれいにしましょう。
カーペットのお手入れ 天気のよい日にカーペットのお掃除をすると、部屋がさっぱりとします。
害虫駆除も徹底的に 畳やカーペットもあげて、虫の発生源消毒をしましょう。下水の掃除もお忘れなく。
5月(皐月) 梅雨対策を 入梅前に、屋根や樋、排水溝などの点検とお手入れを行いましょう。
拭き掃除を徹底的に 床・廊下・柱などの木部分を中心に、家じゅうまとめて磨き上げましょう。
壁紙の補修を 5月は湿度の低い時期。壁紙のはがれや塗装のはがれを補修するには最適です。
6月(水無月) カビの発生に要注意 湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。晴れた日には換気をよくして、湿気がこもらないようにしましょう。
網戸の取り付けを 保管してあった網戸は、ホコリを落としてから取り付けます。取り付け前には、穴があいていないかなどの点検もお忘れなく。
水はけを点検 天井の雨漏りや雨樋の破損、水はけの悪い個所はありませんか。雨の降っている時に点検してみましょう。
7月(文月) 湿気払いを 梅雨があけたら、畳をあげて大掃除をしましょう。畳替えもこの時期にします。また、建具のくるいや土台の点検も忘れずに。
浴室の点検とお手入れを 夏は入浴の機会も多くなります。タイルの目地の浮きや落ち・汚れなどを点検し、早めに修理しましょう。
風通しのよくなる工夫 障子やふすまをはずして、すだれやカーテンにするなど、夏を快適に過ごす工夫をしてみましょう。
8月(葉月) 台風の備えをしっかりと 屋根・樋のゴミのつまり、サッシのガタツキ、雨戸やシャッターのロックなどを点検しておきましょう。
害虫退治 ゴキブリやハエ、蚊の季節です。キッチンを日頃から清潔にして、生ゴミの処理などもこまめに行いましょう。
戸締りの点検を 夏休みは旅行などで外出の機会も増えます。戸締りの悪いところは早めに補修しておきましょう。
9月(長月) 台風後には点検を 屋根、塀、窓など、家の周りを点検し、破損個所があったら早めに補修しましょう。
地震などの防災対策も万全 家具類の安全対策や家の中の整頓など、地震などの際の備えを行いましょう。
夏の後片付け 冷房器具や網戸などは使わなくなったら、きれいに掃除をしてから保管しておきます。
10月(神無月) ペンキの塗り替えを 4・5月同様に、ペンキの塗り替えに最適な季節です。壁紙やふすま、障子の張替えなども行って、暮らしのイメージチェンジを試みてみてはいかがでしょうか。
冬に向かっての準備 すきま風の防止や断熱材の活用などを行って、暖かな冬を迎えましょう。
窓まわりのお手入れを 空気が澄んでいるこの季節は、ガラスの汚れも目立ちがちです。ガラス窓やサッシのお手入れを。
11月(霜月) 暖房器具のお手入れを そろそろ暖房が恋しくなる季節です。早めに点検や修理をして、冬に備えましょう。
防寒対策も今のうちに 水道管の補修などの外まわりのお手入れ、建具のすきまの補修など、防寒対策もお早めに。
軒樋等落ち葉の取り除きを
12月(師月) 大掃除 あらかじめスケジュール表を作っておき、家族で手分けすると手早く片付きます。また、業者に依頼が必要な補修作業は早めに手配しておきましょう。
家の内外の防寒対策を再点検 寒さが本格的になる前に、もう一度、防寒対策や暖房器具の点検を行っておきましょう。
結露防止対策も怠りなく 冬は結露が生じやすい時期です。予防措置を早めにとって、結露から家を守る工夫をしましょう。