ドラマの結末
前稿のドラマ結末の予想はハズレ・・無理のない良識なフラットな結末でした。
裁判の結審は嫁=ハン・ユラは懲役30年 会長夫人は無期刑で治まった。
そしてイ・テプンは成し遂げたことにホッとする間もなく倒れる・・予想通り
そして緊急手術中・脈が少しづつ低下 そして画面が墓所に代わり
彼と母の頬擦りあう楽しそうな写真を手にする幼なじみ兼恋人のハン・ヨジュン
いとおしそうに写真を眺める彼女の背後からイテプンが現れ、ひざまずき
プロポーズの指輪を差し出す・・大ハズレ
予想外だけど一般的に喜ばれるハッピーエンドで幕引きとなりました。
巷ではドラマを批評する人も多く、NHK朝ドラはネット批判を浴びているようです。
・・・といっても掲示する側があえて選んで公開していると思いますが
兄ィのクズさにはたまらなく嫌だ、暢子の考えは甘い 作者はおかしい
脚本が酷い、朝ドラ最低の内容だ 視聴率低下している など
妻からも同じような文句を聞く場合もある。
そりゃすべてがハッピーなら肩こらず、ハラハラせず心地いいでしょうが
それも5~6話で終了なら退屈せず進めるが半年・1年のロングランだと面白味がない。
見る側は面白いものを求めると同じで作者 作る側も面白さを味わいたいし、
人と違う感性を披露して次回にもつなげたいと考えるのが普通でしょう。
一場面だけの不評を言ったり、嫌なら見なければいいのにあえてそんな批評が
出ることにネット掲載側の負の連鎖をあおっているとしか思えない。
作る側は楽しみながら、反応を予想しながら人物の意外性や展開の意外性を
目論んでいるのだ。
この韓流ドラマ『復讐の花束をあなたに』はボクなりに稀に見る傑作だと思います。
日本ドラマ『仁』、『新選組!』『あまちゃん』以来夢中になりました。
ヨジュンはユラの双子の妹 母は何かとユラに甘く ユラの悪事は留まるところを
失っていく なぜ姉に甘いのか 会長には夫人に愛はない なぜか 息子と
ユラとの愛のない結婚 作者の色々な展開にひねりが加えられる。
だから次回が待ち遠しくて仕方がなかった・・が、いっぺんに2話以上は重過ぎる。
息子は可哀そうだったなぁ~ ・・母の悪行を薄々感づき自首を進めていた息子
母は納得せず・・息子はまだ続きそうな悪行を止めようと必死に説得するがダメ
母と嫁のイ・テプン殺しの算段を耳にした息子はイ・テプンの身代わりに
車にひかれ即死する。
作者はこのように母・嫁に皮肉を込めた仕打ちを与えドラマは終了する。
岡田 純