大谷翔平選手が30名の現地スポーツ記者による投票で大リーグ　ア・リーグの
年間MVPに輝いた。

投手部門では２３試合９勝２敗　防御率3.18　打者部門では打率.257　46本塁打　
打点100　に走塁で26盗塁　の成績で今シーズンを終えている。

投げては先発で10勝に満たない　打率は3割までは程遠い、終盤まで本塁打王を
争ったが結果は第3位　ワールドシリーズに出場できずタイトル無でMVPは取れるのか　
と気をもませたが、記者は個人の偉大な実績をしっかりと評価していた。

伝説のプレーヤー　ベーブルースを引き合いに出し、二桁勝利に本塁打王を
期待していたが、100年前の周囲の選手レベル　スペイン語圏の身体能力のある
選手が台頭しない時代の成績と世界各国の超人的なパワーを魅せつける
選手の中で戦う現代とでは数字だけでは比べられないとの評価であろう
全記者満票の1位を勝ち取った。

エンゼルスは打線の要をケガで失った得点能力のないチームで、終盤は投手で
二桁勝利をあきらめ打者に専念するが、相手もワールドシリーズを意識し、
大谷のみの得点力をマークされた終盤は敬遠などもあり、本塁打王には
あと一歩で届かなかったのはせっかくのチャンスがもったいない気がした。

大リーグの舞台で二刀流をこだわりアメリカへやってきたのは4年前、
ケガでたいした貢献も出来ずにいたが、リタイヤの期間も鍛錬していたのだろう
今年からはアメリカのファンも度肝を抜く特大の本塁打や奪三振ショーを魅せつけ
敵も味方もなくアメリカのファンはそのプレーを評価し絶賛した。

投げれば160キロ以上　打てば140メート弾　ヒットであれば１つでも
先の塁を狙う、塁に出れば走塁で先の塁を狙う　打者か投手一本に絞れば
名声だけでなく大きな富も得られるであろうに少年のような心で野球を楽しむ
　
これが心に響いていいのだが、日本のファンとして片方に専念すれば大リーグに
記録が残せるし、もっと稼げるのでもったいないとも思うが、何よりも誇りに思う。

今後は今までの常識を覆し二刀流でMVPを取る大谷の姿を見て、純粋な野球好きが
大谷に続けとばかりに大リーグを目指すすごい選手が現れてくるだろう。

目標に向け日々努力する大谷選手は、きっとこの先のプランも組んでおり
何歳まで二刀流を続け打撃を生かした野手か投手かで頂点を目指すのであろう。

まだ27歳の大谷選手　しばらくは大リーグの試合が楽しめそうだ。

　岡田　純