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五香のつぶやき

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自民安定政権のピンチと思ったが

10月31日に行なわれた衆議院議員選挙の結果は、与党第一党の自民党の勝利
15議席を失いながらも単独過半数を勝ち取り政権の安定運営を確保した。

野党第一党立憲民主党の音頭で共産党他野党5党の共闘を結び
自民党政権の崩壊を目論んだが、中心となる立民が14議席、
共産が3議席を失い、返り討ちに遭った形が妙に目立ってしまった。

しかしそれは維新の党が大躍進し立憲などの票を食い、現状の11議席に
30議席プラスという結果は第三政党の地位まで確保し国会での存在力をも
増すことになった。

自民の単独過半数維持は、維新の大躍進のおかげで左派的な革新野党の勢力を
抑えた結果となったのである。

選挙での維新の呼びかけは無責任野党ではなく、責任野党として維新に力を
くださいと連呼し、大阪の小選挙区では公明の3議席が残ったもの
残り16選挙区を維新で埋めつくし大阪府は事実上維新立国となった。

国会で総理大臣に対し鋭い舌鋒で詰め寄る立憲の看板 辻元清美氏を破ったり、
新人の議員が自民の佐藤ゆかり氏と立民代表代行まで務めた平野博文氏を敗り、
番狂わせで維新大躍進に花を添えた。

また東北でも時代は変わり、岩手では盤石だった小沢一郎氏が小選挙区で
まさかの敗北を喫した。

ボクは以前 小沢氏のファンであったが、東日本大震災後の復興の対する
アプローチのなさが気に入らず、それ以来気にも留めてはいないが
自民の3回生が復興政務官として地元東北に精一杯尽くした功績などで
頑丈であった壁がぶち抜かれた。

震災から10年も経てば若い世代が躍進してくるのも当たり前で
童話のアリとキリギリスそのものだと感じるのである。

そして東京の石原伸晃氏、神奈川の甘利昭氏など大物議員も小選挙区で辛酸をなめた。

杉並選挙区は革新が強く票が伸びず、大臣を歴任し派閥の領袖である石原氏は
自分の選挙に力を入れられる立場では無かったが、審判は厳しく復活すらなかった。

ここ地元千葉選挙区では当選7回の隣の選挙区 元オリ・パラ担当大臣
軽口男 桜田義孝氏も当然ながら苦戦を強いられた。

相手も野党統一候補で岡田克也氏の元で政治を学び若さ溢れる新人であったので、
初選挙が同期 菅元総理や女性自民議員第一人者高市早苗氏らが駆け付け、
声をからしての辻立ちが比例復活当選に結び付いたが、あれだけ世間を
あきれさせた男、よくぞ土俵際で持ちこたえたものだ。

選挙の結果を見て思うのは、自民は何だかんだと文句も言われながらも
コロナを諸外国に比べ蔓延させなかったことは素直に評価された結果であろう。

そして今後は立民のように言葉尻を取り上げ恥をかかせ議員の資質が無いと
つるし上げるのではなく、維新の党のようにまずは改革を打ち出すこと。

政権与党はすぐにでも若者に対し未来に希望が持てるような政策を前面に出し
活気のある世の中を創造していただきたい。

税金を増やし年配者や弱者の補償もほどほどにして未来に希望が持てる政策を
若者はそう考えているのではないでしょうか。

若手・中堅議員には年金を確保するより若い世代に投資して未来を築く
ビジョンを唱えさせ古参がバックアップして見せれば国民の受けも変わると思う。

個人のSNSなどを利用して活動や自分の思う改革などを発信し国民との
距離を縮めている小泉進次郎氏や河野太郎氏などは比較的人気がある。

まず自民党は若い世代の議員をマスコミなど前面に出して
若返りのイメージを醸し出した方がいいと思います。

またすべての議員には失言を恐れてあらかじめ書面に書いたものを
読み上げるだけというのも議員として資質や才覚も無いと思えてしまう。

いろんな考えや意見を持つ議員がいることで、選ばれたことに自信を持って
国会議員としてやるべきこと、国会議員しかできない仕事をやっていただきたい。

 岡田 純