参議院選挙の結果がもたらす壁
参議院議員選挙千葉選挙区は定員3名のところ最多の16名が選挙に臨んだ。
現職の長浜博之氏と石井準一氏が当選したが自民党の豊田俊郎氏が落選となった。
現職中の豊田氏は土地問題に長けており、その中でも空き家対策に対して
大いに貢献しておりました。
また、それだけではなく私道の問題やマンションの建替えなどの問題にも
力を注いでいた人でありました。
空家に対しは市に寄せられる付近住民からのクレームや不安が多く、
いざ建替えしたくとも大きなハードルがある場合があり簡単には進められない。
マンションの建替えでも築50年の建物も珍しくない昨今、既存不適格な
建物が多くなっている中で、居住民の同意割合の件などに切り込んでいた
専門的に特化した議員さんでした。
行政が民意の中に入り込むことができないと言い解決する糸口も見いだせず、
それについて意見を言える立場の議員さんが動いてくれていたので
将来に向け心強く思っておりました。
我々宅建業者が理不尽であると感じるものを協会から県会議員連名に陳情し、
それらが県議員や国会議員によって良いほうへ改善されていく道筋に
穴ぼこをあけられた気持ちです。
松戸市でも空家の相談が多いが、道路幅員や私道の原因で売却が難しい
場面に合うこと少なくはないし、問題解決策を迫られても出せない場合が多い。
これらを解決するには行政の見解から変え、法律や規制を緩和することが
必要になってくるが、全国各地の空き家・マンション対策のためにも、
それを実行するリーダーとなる国会議員がいて欲しい。
岡田 純