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五香のつぶやき

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歌舞伎名跡 澤瀉(おもだか)屋の危機

5月18日歌舞伎界の名跡市川家の重鎮市川段四郎が自宅で亡くなったていた。

夫婦で寝たまま息を引き取っており、同居の市川猿之助が倒れていたのを
迎えに来たマネージャーが見つけ警察に知らせたようだ。

意識の戻った猿之助からの事情聴取で家族会議をしていたという供述から
話し合いの後に一家心中を行った結末のようである。

心中の原因は、日付が猿之助のパワハラとホモ疑惑が週刊誌女性セブンに
掲載されるのと同時であるところからその記事であると推察される。

捜査から薬物摂取により死に至ったと断定され、両親の死をみとってから
猿之助は首を括ろうとしたが死にきれなかった・・これはボクの推察です。

市川猿之助は新しい歌舞伎を創作し昔からのなじみを大事にしながらも
若い世代のファンを取り入れようと先代に続くとばかりに『スーパー歌舞伎Ⅱ』
を掲げ、アニメのワンピースを創作歌舞伎に取り入れ若い人にも評判を得ていた。

そのようなこれからの歌舞伎界を背負っていく若手の代表を この事件の真相に
よっては失ってしまう そんな危機的状況なのです。

先代の猿之助=現・猿翁の息子市川中車は酒乱の上、銀座のクラブで大暴れした
事件からテレビなどから無視されており、すんなり澤瀉屋を継げるのかどうか。

私見だがパワハラって雑誌記者は書くが、加害者が声をあげて言っているのか、
そいつは誰なのか、具体的にどんな時にどんな暴力をふられたのかを
訴えているのか(その雑誌記事を見ていないので 書いてあったらごめんなさい)

伝統芸能の そもそも師弟関係で作法や芸を厳しく指導される それは
当たり前の気がするし無関係の聞いただけ、のぞいただけの人間が大声上げて
暴力と決めつけていいものなのか

ホモ疑惑の部分は興味本位でLGBT問題を看過してマスコミが扱ったら、
まだ多く存在する偏見者は増長するだけです。

ジャーニーズの事件は元Jrのオカモト氏が顔を出し性加害を訴えた、
また訴えの内容から未成年の子供に性加害を与えた疑いがあるので
事件としてマスコミも取り上げている。

しかし猿之助の疑惑は訴え者が名前を出して、女性セブンに記事として提供に
より、我慢を重ね苦しんでいる人を助けたい、今後の歌舞伎界の為正してほしい 
とした記事なのかどうかです。(記事の見ていないので間違った解釈ならゴメン)

ボクは伝統芸能を守りたい、男だけの役者世界で何かと昔から問題が多い
伏魔殿のようではあるが、名跡が代々続く伝統芸能を守りたいと思っています。

ボクは高校時代授業の一環で古典歌舞伎を見ました。魅せられた訳では
ありませんが、花道から登場する役者に掛け声、これが一興で話の内容は
伝わりませんでしたが、これが歌舞伎なのかという充実感はありました。

社会人になり先代猿之助のスーパー歌舞伎ヤマタノオロチを見ましたが、
飛んだり跳ねたり動きも活発で演劇を見るような感覚で見た覚えがあります。

歌舞伎座でスーパー歌舞伎ワンピースも見てみたいと思っておりました。

こんな興味本位の記事で歌舞伎界が揺らぐ あってはならないことです。

 岡田 純