大谷ショー
大リーグのナショナルリーグ優勝はロサンジェルス・ドジャースに
決まりました。
大谷翔平が先発で1回表を1四球後3者連続三振、無失点に抑えると、
その裏、先頭打者で打席に立つとフルカウントからホームランを
右翼席上段に叩き込んだ。
そのあと4回に場外弾、DHで7回にこの日3本目のホームランを放つ
投手としては6回0/3を2安打無失点、奪三振10で先発投手の役目を終えた。
9回は注目の佐々木朗希が無失点で抑え5:1でドジャースが勝ち
4戦4勝の圧倒的な強さでナ・リーグを制しましました。
リーグ戦後半は中継ぎ陣が打たれて敗戦を増やし、ポストシーズンに
不安をもって臨んだが、佐々木が急場において抑えで開花したことで
チーム全体の調子が上がり、投打に好調のままワールドシリーズを
迎えることができました。
この雰囲気なら2年連続世界一実現は確信できるでしょう。
シリーズ最終戦は大谷の独り舞台、投げて打って人間業を超えた
観客の度肝を抜く史上最高のパフォーマンスを魅せたこの一試合で
シリーズMVPまで手中にしてしまった。
この試合は漫画であったら出来過ぎの全く面白くないストーリーだが、
生身の人間のプレーとなると震えるほどの感動を与えられてしまう。
この世に大谷ほど出来過ぎた人間はいないと・・・本当に金星人だと
思ってしまう。
このシリーズで見せつけられた先発投手が降板後も打者として
継続して出場できるいわゆる大谷ルールは、相手にとっては
不公平なルールであって
大谷翔平という稀有な存在のための話題性を重視したもので、
ひと試合で優遇された者がこれだけ活躍すれば、今後このルールは
無くなって然りだろう。
岡田 純
